◯ #18A-S07
◯ no collar long shirts
◯ c/# : off white × light gray コードレーン
◯ size : free
◯ cotton 100%
◯ ¥19,000-+tax
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先日ご紹介したdrawer shirts / off white × light gray コードレーンと同じく、
この生地では、no collar long shirtsもつくっています。
前回の生地の説明と重複しますが、改めてご紹介。
春から初夏、そして夏にまで対応出来ることを考えて生地には薄手のコードレーンを使用。
コードーレーンは、先染めの細番手の糸、そして太番手の白糸を配置して生地を織る為、
縦方向に畝(ストライプ柄)が出来ます。
番手の違いによる生地の凹凸が肌に触れる面積を少なくする為、非常に清涼感溢れる生地です。
そして速乾性も充分なところも、この生地を着る事への満足度を上げてくれる要因の1つです。
話は変わりますが、先日、本屋さんで見かけた記事があって、
「シャツは今売れないんです。云々カンヌン...」という一文。
シャツって売れないんですね。知らなかった。
(そもそもマイナーなブランとは、「売れない」の次元が違う話なのでしょうが...)
ブランは僕と梅川、2人でつくっている服屋ですが、よく言うことが「昔の人はよくこれ考えたよね」ということ。
例えば、シャツにしたら剣ボロの仕様や、パンツやジャケットの玉縁ポケットの仕様など。
ひっくり返したり、なんだりかんだり...
あらゆる箇所に歴史があって、つくっているとそういう部分を自然と学んでいるんですよね。
難しい仕様を出来る様になれればとても嬉しいですし、
その仕様を取り入れた型を喜んでいただける方がいらっしゃるのであればなおさら嬉しい。
服を好きな要因を考えてみれば、生地、型、着る事、見る(眺める)事、洗う事、乾く事、古びていく事など...
そして、つくってきたことの歴史が詰まっている仕様も面白さの1つであるなと感じています。
このシャツも前立て下部にも、そういう歴史を踏襲し、変化させたディテールを配置しています。
もともとシャツは下着の部類にはいるもので、直に着用していました。
(19世紀ごろの西洋の男性)
着丈は前後共に長く、後見頃の裾から長いタブがついており、
それを前見頃側にあるボタンに留める仕様になっていました。
そうすることで、下着としての役割を果たし、またパンツ(ボトムス)をはいた時にも、シャツ(下着) のずり上がり防止にもなっていたようです。
誰に見せるわけでもなく必要なディテールとして考えられただけ。
今では想像にも及ばない事ですが面白いですよね。
クラシカルなディテールにはどこかwork(役割を果たす)な匂いを感じる部分も好み。
このシャツの仕上がりに、そういう空気を感じ取って頂ければ幸いです。
no collar long shirts / off white × light gray コードレーン
どうぞ宜しくお願い致します。








