とうとう2018年が最終日を迎えました。今年一年も皆様に大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。そして皆様お疲れ様でございました。
ふりかえってみるとあまり覚えていませんが、
かんがえて、提案して、つくってをコツコツと。続けられたことが何よりも有難いことです。
ものとして服としての独り立ちできることをいつも念頭においています。
それは、ある意味とても不親切なこととも考えます。
どう着るの?という疑問に答えていないということにもなる。
どう着るかを提案したいとは考えていません。どう着てほしいかも考えていません。
もちろん自分ならこう着たいというものは一番にあります。だからつくるし着るのが楽しい。
(ばかりではないあまたの失敗も)
ふくは自分が選ぶもの。自分のパーツです。
それぞれに日常があって、それぞれの場面で合うもの、合わないものを選んでいく。
だからこそ、着る人の個性が出てくるのだと思います。
シンプルな服が個性を引き出すとはあまり思えません。服ありきではない。
自分の日常に合うものを選んで着るからこそ個性が出てくる。人ありき。
その時選んだものが、たまたまシンプルなものであったり、デザインがはっきりしているものだったり。
「その時」の「自分」が出ていてとても楽しいじゃありませんか。
日常は必ずついてきます。
そして引き続き私たちは、皆様の日常のお役に立てる服をつくっていきます。
締めになりますが改めまして。今年一年、本当にありがとうございました。
皆様良い年をお迎えくださいませ。
ブラン 吉田圭太 梅川ゆき