ムード(展示をむかえるにあたって)

何か行動を起こそうとするには、億劫になることの多くなったこのご時世。


このような状況ではありますが、ようやく展示というまずは1歩というところに立てた。


わたくし吉田、そして梅川、2人で生産をするようになって、技術的、機械的なあれもこれもは出来なくなったが、


2人の手元でつくりたいものを平面から立体へとつくる日々は続いています。


  数の世界において少数派ははじかれる。


時間はかかるが、そのはじかれるものもカタチに出来る。これはとても意義深い。


人にどのように判断されようとまずは自分の発想を大事にしたい。


人が受け入れてくれるかどうかはやってみないと答えは出ない。


受け入れて頂ければ、それは奇跡のようなことだねと梅川とよく話をします。


男が女性に振られた時、「女は星の数ほどいるさ」なんてちょっと昔のドラマにあるセリフではないが、

服だって同じだ。


星の数ほどある。趣味趣向も星の数。


その中の1枚。それがたまたまブランであれば最高ではないか。本当にありがとうございます。


足を向けては寝られません...立って寝ます。




5月上旬、春夏物の終了。


本来であれば、春夏物をやりながら、秋冬物の企画→サンプル→ 展示会という流れだが、


「ながら」の作業は、自身の容量と要領が正しくなければ使えない。


「春夏物の生産」「秋冬物の企画→サンプル→展示会」の両立はさすがにどうすることも出来ず...


ちょこちょこと手を出しては集中出来ずにいた為、どうにもならんとスパッと秋冬は断念。


その間、大変有難いことにcover coatのオーダーを皆様から頂き、生産を進行しつつ

再び次の企画へと取組をはじめる。



 「コロナ禍」



この状況で、自身の、そしてお客様(世の中)の心情たるやいかに...


暮らし、仕事、経済、必要、不必要、不要不急、国、政策、利権、本音と建前、真実、嘘、疑心暗鬼、分断...


皆様はどう感じたのでしょうか。


そういうフィルターを通った服ってどんなもの?


ブランが日頃から意識にしていることは、暮らしの一張羅となること。


これでどうだ!!といった、いざという時の華美な1着は他社様にまかせて(笑)、日々の1着となれればと考えています。


ちょっと気が効いた工夫がある、大袈裟でなく扱いやすい、着た時間が生地に表れるような、

そんな服が良いなと考えながら仕事をします。


昔、友人がつくった「普段着」という本があるのですが、

その中には「田舎でも浮かない服」という印象的な一文があります。

(※それはただどこにでもあるようなシンプルな服という意味ではありませんのでご注意を。)


僕も、本をつくった彼も同じ佐賀県出身、言うなれば地方の者。

東京で暮らしてどれだけ標準語を話しても出るところには出る根っこの部分。


土台である地方の者としての性格。

そこに暮らしていても、そこに帰っても自然で無理のない出立であることと、

暮らしの一張羅をつくりたいという今現在の僕の性格は、今更になってわかってきたが、切っても切れない関係にあるように思う。


コロナ禍において、僕は変わらず...と言いますかより一層、前述したような物を求めているように思います。


しかし、複雑で先行き不透明な世の中、自分たちも同じで、いつだって暗中模索。



 コロナ禍



服にとって必要なものを探し考えました。

考えた末に出た答え、それは、必要なのは「物」ではなく、必要なのは「要素」だということ。

この状況において、服にとって必要な要素が必ずある。

それが、わたしたちブランにとっては、ふわっと楽しく、優しく、ちょっとニヤリとできる要素を纏った服ではないかと。



今回の構成である「gingham check」を使うことがそれへと繋がります。

眺めている生地の中で一番気持ちが前へと向かったのです。

ギンガムチェックと言えば、知らない方はいないでしょうが、それが違ったものに見えました。

親しみがあって、安心出来る。

しかし、どこか新鮮でどこかに感じる懐かしさに気持ちが躍る。



私たち自身が新鮮な心持ちで企画、裁断、縫製が出来ること。

そのムードがお客様にも伝わっていくこと。

その部分部分を疎かにする事のないように考えてつくりました。



此処にサンプルをつくり、ご覧頂ける事が何よりも嬉しく感じております。

楽しんで頂ければ幸いです。

何卒宜しくお願い致します。




  「gingham and gingham (check)」






□DATE

9月22日(火) 秋分の日:11時〜19時

9月23日(水):10時〜17時


□PLACE

HALO (ハロ)

〒150-0013

東京都渋谷区恵比寿1-23-21ヤマトハイツ1F

SPACE 06

(※SPACE06は建物2Fとなります)


□お店の方だけにむけた展示会ではございません。

ご興味があれば、どなたにお越し頂いても構いません。

吉田、梅川、2人でお待ちしております。

宜しくお願い致します。



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 9 月17日 BLOG 更新しました。